弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    自他質問とは

    2025年09月01日

    今回は、「第三の質問」です。

    私は、これまで質問を
    ・他人に対する質問
    ・自分に対する質問
    に分けてきました。

    今回は、「自他に対する質問」です。

    例えば、誰かが失敗した時、

    「どうしてこんなこともできないんだ?」

    というのが「他人に対する質問」であり、相手にネガティブなインパクトを与える質問です。

    ポジティブな質問に変換することもできます。

    これに対して、失敗した本人が、

    「どうして失敗しちゃったんだろう?」

    と自分に質問することがあります。

    しかし、相手に聞こえるけれども、相手に質問をぶつけるのではなく、自分で考える質問として、

    「どうした失敗したんだろう?何が原因だったんだろう?」

    と発言する方法です。

    聞いている相手は、自分に対する質問ではない、と認識はするものの、質問が発せられたことによって、そのことについて考え出します。

    相手に直接、「どうして心配したんだ?」と質問すると、相手に精神的圧迫を生じさせます。

    責められているように感じます。

    そうではなく、自分への質問の体裁をとりつつ、相手も思考に巻き込むというのがこの質問方法です。

    相手へのインパクトを減らすことができ、かつ、「共に考える」という土俵を作り出すことができます。

    少し演技力が必要かもしれませんが、上手な質問を思い浮かばない時に、使ってみると、いいでしょう。

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