最悪の事態に対処するには?
2010年11月20日
メルマガ「弁護士がこっそり教える絶対に負けない議論の奥義」より。
私たち弁護士は、事件や事故に巻き込まれた人から相談を受け、
その案件を処理していきます。
相手と厳しい交渉をしなければならないこともあります。
また、時には裁判を起こさないといけないこともあります。
私たちは、案件のスタート時に、必ずやらなければならないこと
があります。
それは、
最悪の結果を想定すること
です。
何らかの被害を被って感情が高ぶり、相手に喧嘩をしかけたはい
いが、手痛いしっぺ返しを食らうこともあります。
「こんなことなら喧嘩なんか仕掛けなければ良かった」
と後悔してしまうことになるでしょう。
したがって、プロジェクトをスタートしたり、交渉を開始したり、
というときは、必ず最悪の結果を想定しておかなければならない
のです。
この時に必要な質問が3つあります。
次の質問をします。
(1)最悪の場合、どうなるのか?
(2)最悪の結果に対処する方法はあるか?
(3)最悪の結果になったとしても、今、進むべきか?
この3つの質問をし、答えは「イエス」であれば、迷うことな
く、進みましょう。
覚悟があれば、気を強く持って進むことができます。