急性アルコール中毒で死亡 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
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弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
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急性アルコール中毒で死亡

2006年06月14日

専修大学の19歳の男子学生が、軟式野球サークルの宴会中に酒を飲み、急性アルコール中毒で死亡したそうです。

ニュース

イッキ飲みや飲酒強要があったかどうかは捜査中とのことです。

私は大学時代は体育会の部活だったので、イッキ飲みや飲酒を強要されました。強要はありましたが、度を超えることはなかったので、誰も急性アルコール中毒にはなりませんでした。

19歳と言えば、これから社会に出て社会の一翼を担っていく萌芽です。

19歳まで育て上げた末に、飲酒によりご子息を失ったご両親のご無念は察するにあまりあります。

以下、飲酒強要があった場合を仮定して考えます。

殺すつもりで飲酒強要することはあまり考えられませんが、もしあったとすれば、殺人罪です。殺すつもりがなくても過失があれば過失致死罪。無理矢理飲ませるのは強要罪。飲酒強要が体を押さえつけて行われたりすれば、暴行罪。急性アルコール中毒になったことを捉えて傷害罪。などが考えられます。

民事でも、損害賠償請求の対象になる可能性があります。ただ、男子学生にも過失があったとすれば過失相殺により減額の対象になるかもしれません。

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