自他質問とは | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
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自他質問とは

2025年09月01日

今回は、「第三の質問」です。

私は、これまで質問を
・他人に対する質問
・自分に対する質問
に分けてきました。

今回は、「自他に対する質問」です。

例えば、誰かが失敗した時、

「どうしてこんなこともできないんだ?」

というのが「他人に対する質問」であり、相手にネガティブなインパクトを与える質問です。

ポジティブな質問に変換することもできます。

これに対して、失敗した本人が、

「どうして失敗しちゃったんだろう?」

と自分に質問することがあります。

しかし、相手に聞こえるけれども、相手に質問をぶつけるのではなく、自分で考える質問として、

「どうした失敗したんだろう?何が原因だったんだろう?」

と発言する方法です。

聞いている相手は、自分に対する質問ではない、と認識はするものの、質問が発せられたことによって、そのことについて考え出します。

相手に直接、「どうして心配したんだ?」と質問すると、相手に精神的圧迫を生じさせます。

責められているように感じます。

そうではなく、自分への質問の体裁をとりつつ、相手も思考に巻き込むというのがこの質問方法です。

相手へのインパクトを減らすことができ、かつ、「共に考える」という土俵を作り出すことができます。

少し演技力が必要かもしれませんが、上手な質問を思い浮かばない時に、使ってみると、いいでしょう。

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