水が不足すると、脳はこうなってしまう。
今回は、脳と水の関係です。
脳の約80%は水分で構成されているとされており、水分が不足すると、脳機能に異常をきたします。
脳の水不足には、例えば、以下の悪影響があります。
・軽度の脱水(体重の1〜2%の水分損失)でも、注意、実行機能、短期記憶、長期記憶の想起、精神運動能力といった認知機能が低下する。
・集中力が低下する。
・反応時間が遅延する。
・感情が悪化(イライラ、疲労感、不安感など)する。
・脳活動の効率が低下する。
・認知症リスクの可能性がある。
これは、避けなければなりませんね。
特に、それほどの労力なしにこれらの悪影響を防ぐことができるのに、そうしないのは、人生の多大なる損失となります。
そこで、毎日、適切に水分を摂取する必要があります。
1日の推奨水分摂取量は、男性約3.7L、女性約2.7Lであるとされています。
もちろん、個人差がありますし、気温によっても異なるので、一応の目安です。
効果的な水分補給の方法としては、以下が挙げられます。
・喉が渇く前に水分を摂取する(喉が渇いてからでは遅い)。
・食事の際の水分摂取を心がける。
・尿の色が濃い時は、水分が不足している可能性があるので、水分を摂取する。
・汗をかいたら、多めに水分を摂取する。
・アルコールやカフェインには利尿作用があること、アルコール分解に水分が必要であることから、これらを飲んだ時は、多めに水分を摂取する。
・睡眠中に水分が失われることから、就寝前に水分を摂取し、起床後多めに水分を摂取する。
これらは、たいした労力を必要としませんが、注意すべきは、意識的に行わないと、実行できない可能性が高い、ということです。
何も考えないで過ごしていると、喉が渇いて始めて水分を摂取することとなり、脳の水不足が生じる可能性がある、ということです。
そして、特に外的なストレスがないのに、なぜかイライラしたり、集中力が低下したり、ということが生じる可能性がある、ということです。
このようなことは本当にもったいないです。
私は夜、飲酒をしますが、意識的には水分を摂取せずに就寝してしまい、朝、大量に水分摂取しています。
自戒の念も込めて、あえてメルマガでお伝えさせていただいた次第です。
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