とにかく今を生きる
私達は、日々、自分の人生にとって、一見無駄と思えるようなことを繰り返しています。
それは、単調な仕事かもしれません。家事かもしれません。その他の雑用かもしれないし、勉強かもしれません。
しかし、アップルのスティーブ・ジョブズが大学時代にカリグラフィーの勉強をしたことが、後日、アップルの世界的成功に寄与したのと同様、私達の無駄と思える作業も、将来、点と点がつながる可能性があります。
LinkedIn創業者リード・ホフマンは、大学時代、哲学を学んでいました。
私などは、「さすがに哲学は社会に出てからの仕事には役立たないのではないか」などと考えてしまいます。
ところが、そうではなかったようです。
彼は、大学教授になろうと考えていたようですが、ある疑問を抱きます。
「学問的探求は本当に多くの人に届くのか」という点でした。
哲学の論文は専門家の間でしか読まれないのではないか、ということに疑問を持ったそうです。
そして、彼は、個人や社会がどのように相互作用し、ネットワークを形成していくのか、アイデンティティとは何かといった根本的な問いを探求しました。
彼は、このような哲学的な思考プロセスが、LinkedInのような人と人との繋がりを核とするサービスの構想や、複雑なビジネス戦略を練る上で役立ったと語っています。
抽象的な思考訓練が、具体的なビジネスモデルの構築に応用されたということです。
本当に、自分の経験の何が、どのような形で将来役立つかわかりませんね。
私も幼少期にいじめに対して「我慢」を憶えたおかげで、司法試験受験時代に誘惑を「我慢」できて司法試験に合格し、いいか悪いかは別として、今も怠惰という誘惑を「我慢」して周囲からはストイックだと言われています。
全く、何が役に立つのか、全くわかりません。
この意味でも、私達は、今を一生懸命生きるべきだと思います。
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