怒りの反応に対処する | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
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怒りの反応に対処する

2024年12月23日

今回は、怒り。

怒りへの対処の仕方については、このメルマガで何度も書いてきました。

感情は、自分の意志では、なかなかコントロールが難しいものです。

怒りのコントール方法は、2つです。

(1)そもそも怒りが発生しにくい人間になる。
(2)怒りが発生した時に対処する。

今回は、(2)です。

怒りが発生したとき、身体には様々な生理的・身体的な反応が現れます。

これらの反応は、怒りという感情が私たちの「闘争・逃走反応」(闘うかor逃げるか)を引き起こすためと言われています。

怒りが生じた際の主な身体的な反応は、以下です。

1. 心拍数と血圧の上昇
2. アドレナリンとノルアドレナリンの分泌
3. 筋肉の緊張
4. 呼吸の速まり
5. 皮膚温度の上昇
6. 瞳孔の拡大
7. 消化機能の低下
8. 発汗の増加

とすると、これらの矛盾する身体の状態にすると、認知的不協和状態となり、怒りをおさめることに役立ちます。

上記のうち、自分でコントロールできるのは、筋肉と呼吸です。

そこで、怒りが生じた時は、筋肉をできる限り弛緩させ、呼吸をできる限り深くゆっくりとします。

昔から言われてきたことは、効果がある、ということです。

また、怒りが生じると、顔も緊張します。

眉と目が吊り上がり、口角が下がります。

そこで、意識的に眉と目尻を下げ、口角を上げるようにします。

そうすると、怒りの感情と矛盾する身体の状態に不快感を感じ、認知的不協和状態となりますので、怒りのコントロールに役立つことになります。

私達は、自分の感情すら、満足にコントロールできません。

できる限り、自分がコントロールできる部分を利用して、望ましい感情の状態で生活できるようにしたいものです。

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