習慣化を突き詰める
このメルマガでは、これまで、物事を続けるコツ、習慣化のコツについて、何度も書いてきました。
色々な観点から書いてきました。
例えば、続けるためには、やる気にならなければならないので、「なぜ、それを始めて、そして続けるのか?」を明確にすることです。
例えば、「簿記の勉強をする」ということであれば、「簿記の勉強をすることによってどうなりたいのか?」を明確にすることです。
ただ、「簿記1級を取る」というのでは不明確です。
達成したことによって得られることが「簿記1級」しかないためです。
「簿記1級を取ることによって、何を得られ、どうなれるのか?」というところまで明確にしなければいけません。
そして、また、やる気になるためには、その日、簿記の勉強ができたら、自分を褒めて、報酬を与えることも有効です。
さらに、始める時は、できる限り行動を簡単にし、始めやすくすることです。
簿記の勉強をするのであれば、まず参考書を買い、5ページだけ読むことから始めることです。
毎日寝る前に、翌日勉強するページを机の上に開いてから寝ることです。
そして、毎日必ずやることの直後、あるいは直前にやることです。
それによって行動が関連付けられます。
元大リーグのイチロー選手は、こう言っています。
「僕は高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが誰よりもやった練習です」
関連付けを真似ましょう。
これまで、以上のようなことを書いてきましたが、「習慣超大全――スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法」(BJ・フォッグ (著), 須川 綾子 (翻訳))では、次のように書かれています。
「習慣について長らく研究してきた。約20年間の研究の結論はこうだ。着実かつ持続的な唯一の方法は『小さく始める』ことである」
そして、習慣をつける4つのステップとして以下を推奨しています。
(1)モチベーションを高める。
(2)簡単な行動にしてできる行動にする。
(3)きっかけを作る(歯磨きしたら、勉強する、などです)
(4)うまくいったことを祝福する。
私のように自分の試行錯誤から突き詰めていっても、この本のように研究を突き詰めていっても、習慣化するための方法は、同じような方法に行き着くということではないか、と思いました。
さらに良い方法があったら、また、シェアしたいと思います。
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