セルフ・バインディング
あなたは、今、何かに依存しているでしょうか。
これは、「誰かに」ということではありません。
例えば、
・1時間スマホを触らないのは耐えられない。
・1日中ゲームをやってしまう。
・気づくと甘いお菓子を食べている。
など、行動の依存のことです。
「やめたくてもやめられない」という状況に陥っているか、ということです。
南カリフォルニア大学の研究によると、41%の人が、過去1年間に少なくとも1つの行動に依存していた、ということです。
ですから、このメルマガの読者の半分に近い人が、何らかの行動に依存していることになります。
ある行動に依存してしまうのは、ドーパミンが関係していると言われています。
ある行動をしたことでドーパミンが分泌されて快楽を感じるため、よりその行動を求めるようになるということです。
このような依存状態を解消する方法はあるのでしょうか。
以前、動画で行動をやめるための方法を取り上げました。
それは、1つめは、行動のヘルプを取り除く、2つめは、動機付け条件を取り除く、3つめは、行動のハードルを高くする、ということです。
今回は、また違った切り口を取り上げます。
スタンフォード大学医学部教授のアンナ・レンブケ先生の著書「ドーパミン中毒」を参考にします。
1つ目は、物理的な隔離です。
スマホの場合は、別の部屋に置く(私が何年も採用している方法でもあります)、アプリをインストールする、などの方法です。
2つ目は、時間の制限です。
スマホの場合は、午前中は一切触らないようにする、などの方法です。
ゲームでは、夜20時からしかやらない、などの方法です。
3つ目は、ジャンルの制限です。
依存しているジャンルから自分を遠ざける方法です。
ゲームの場合は、ゲーム関係のテレビ番組、映画、ニュースなど、ゲームに関する情報を遮断します。
スマホ自体のジャンルを制限するのは難しいかもしれませんが、スマホの中ではまっているアプリに関する情報を遮断します。
以上のような方法をセルフ・バインディングというそうです。
もし、あなたが何かにはまって依存しているようであれば、試してみていただければと思います。
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