イメトレは何にでも使える | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
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イメトレは何にでも使える

2023年10月23日

イメージトレーニングの重要性については、あなたも経験的に十分認識していると思います。

今回は、事前のシミュレーションも、イメージトレーニングに含めてお伝えします。

私は、現在では、法律事務所を経営しているので、常に第一線で相手方と交渉している、ということはありませんが、以前は、日々交渉と裁判に忙殺されていました。

交渉と裁判、裁判では特に尋問では、事前のイメージトレーニングがとても重要です。

交渉や尋問の前には、まず様々なシミュレーションを行い、想定する事態の範囲をできる限り広げます。

その上で、相手がどのような反応をしても対応できるよう、イメージトレーニングを繰り返していました。

事前のイメージトレーニングをするのとしないのとでは、現場対応に大きな違いが出てきます。

私の場合には、交渉や裁判ですが、プレゼンテーションでもそうですし、プライベートでの重要な話し合いでも、会社の会議でも、子供を説得する場面でも、全て同じです。

私の場合は、司法試験の受験場面についてもイメージトレーニングを繰り返していました。

想定範囲を広げ、イメージトレーニングを繰り返すことです。

ただ、科学的根拠なしに、何事も信じない人もいると思います。

そこで、イタリアの大学で行われた研究をご紹介します。

ニコロ・ベルナルディ氏は、プロのピアニスト16名を8名ずつに分け、1つ目のグループには、メンタルトレーニング、別のグループには、実際にピアノ練習をしてもらいました。

その結果、課題曲の演奏について、どちらも実際に効果があることがわかりましたが、やはり、実際にピアノ練習をした方が、わずかに効果が高かったそうです。

しかし、その差は、評価なので、どの程度かはわかりませんが、「わずか」です。

つまり、イメージトレーニングには、実際の練習ほどではないにしろ、相当の効果がある、ということです。

そうであれば、イメージトレーニングを活用しない手はありません。

もしかしたら、同じ練習、同じ仕事、同じ勉強をしていても人によって差が出るのは、それ以外の時間のイメージトレーニングも影響しているかもしれません。

イメージトレーニングを活用できるかどうは、私達の工夫次第です。

さっそく、今から行動しましょう。

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