教師だって、親を訴えることがある。
2010年12月24日
珍しい事件だ。
教師が親を訴えた。
埼玉県の市立小学校の女性教諭が、再三クレームをつけてきた保護者のせいで不眠症になったとして、慰謝料500万円を求め提訴したそうだ。
日刊ゲンダイが調べたクレームの例が驚く内容だ。
主なものをあげると・・・
「息子は塾通いで疲れているから、授業中は寝かせて欲しい」
「翌日の天気を調べて、傘が必要なら連絡してくれ」
「休んだ2週間分の給食費を返して欲しい」
「親子共に朝が弱いから、モーニングコールをして」
「子供に掃除をさせるな、業者に頼め」
モーニングコールをしろ、とは、思いもつかないクレームだ。
以下が、もとの記事。
http://news.livedoor.com/article/detail/5287637/
学校としても、クレーム対策に必死だろうが、サービス業という観点からは、クレームは、アイデアの宝庫だ。
なぜなら、クレームは、事業者が思いもよらない観点から起こってくることがあるからだ。
上記のクレームを生かしてみると・・・
・仮眠が取れる完全実力主義の学校
・傘の貸し出しサービス(ホテルや飲食店ではやっているところがある)
・モーニングコールサービスのある学校
・子供に掃除も給食の準備もさせない学校
学校以外の業種でも参考にあることがあるだろう。
1つの出来事があった時に、防御するだけで精一杯ではもったいない。
クレーム対策はしっかりとしつつ、同時に自社のサービス向上対策もしっかりとする、という両面作戦が大切だと思う。