決闘は男のロマンか、犯罪か！？

「てめー！やるのか！表に出ろ！」

混んだ電車でぶつかった、ぶつからない、とか、酒場などでよく聞くセリフです。

こんなきっかけで始まる喧嘩、殴り合いになり、怪我をしたりしたら、傷害罪になるのは当たり前ですが、実は、勝負が始まる前に犯罪が成立する場合があるのを知ってますか？

昔できた法律に「決闘罪に関する件」という法律があります。

「件」というネーミングにちょっとひっかかりますが、それは置いておきましょう。

それにしても・・・「件」とは・・・

さて、

この法律によると、決闘を申し込んだ者、受けて立った者、立ち会った者、場所を貸した者などが処罰の対象となっています。

「てめー！やるのか！タイマンだ。表に出ろ！」６月以上３年以下の懲役
（決闘を申し込んだだけで成立）

「おう！やってやろうじゃないか！」６月以上３年以下の懲役
（決闘を受けて立っただけで成立）

「いえ、ボクは、あのー、そのう、無理なんです」無罪

「よし。私が立ち会おう！」１月以上１年以下の懲役
（立ち会い証人を約束しただけで成立）

実際に決闘した者２年以上５年以下の懲役

決闘というと、格好いいですが、犯罪が成立するのでは、やめたほうがいいですね。

決闘を申し込まれたら

「いえ、ボクは、あのー、そのう、無理なんです」と言って、無罪を勝ち取ろう！