批判は易く、行動は難しい。
2011年02月22日
人間による核実験が北極の近くであり、北極に地割れが起きて、シロクマ君が被爆しました。
南に住む大富豪のチワワ君が、シロクマ君を支援するため、どっさりと餌を送りました。
シロクマ君は、大層喜びました。
チワワ君は、自分が支援したことを新聞に発表し、得意顔でした。
その新聞を見たキツネ君がチワワ君を批判し始めました。
「偽善者だ」
「善意は黙ってするものだ」
「送る餌が少ない。もっと送るべきだ」
みんなが野次馬のように集まってきました。
それを見ていたネコ君が、キツネ君に言いました。
「君に3つ質問があるんだけど、いいかな?」
ネコ君「シロクマ君のために、君は何をしたんだい?」
キツネ君「・・・。」
ネコ君「君の行為と、チワワ君の行為、どちらがシロクマ君の役に立っただろうか?」
キツネ君「・・・。」
ネコ君「チワワ君が餌をシロクマ君に送ったことで、誰かに迷惑かけたかい?」
キツネ君「・・・。」
そのやりとりを聞いた野次馬達は、みんな黙って引き揚げていきました。
批判は易く、行動は難しい。
他人の善意を批判する人は、その時、自分が如何に醜い心をしているか、見つめ直してみたほうがいいだろう。