「答えにくい質問」を「答えやすい質問に」
2020年09月14日
今回は、答えにくい質問についてです。
「実は、今、悩んでいるんです。どうしたらいいと思いますか?」
この質問に的確に答えられる人は、超能力者です。
どんなことに悩んでいるのか?
何が問題なのか?
など、質問の前提が全くわからないためです。
では、これは、どうでしょうか。
「実は、今、人間関係に悩んでいるんです。どうしたらいいと思いますか?」
人間関係で悩んでいるのは、わかった。でも、どんな人間関係に悩んでいるのかがわからないので、やはり、答えられません。
質問している方は、自分の問題なので、わかっています。
そして、自分ではわからないので、相手に質問をしています。
しかし、質問された側は、質問者の質問の前提がわからないので、質問にどう答えていいか、わからないのです。
以上は、大げさな例ですが、会社で働いている人は、次のような場面に遭遇したことは、ないでしょうか?
「課長、今日、取引先のみらい製作所様を訪問したのですが、社長様から、『実は、御社以外の製品も検討している』と言われてしまいました。どうしたらいいでしょうか?」
課長は、この質問に的確に答えられるでしょうか?
おそらくは、答える前に、「他社製品も検討している理由は何だ?」「何か当社製品に不満があるのか?」など、前提事実を確認されるでしょう。
そうしないと、何をすべきかを検討することができないからです。
答えにくい質問、ということです。
この質問は、どこが問題なのでしょうか?
また、どうすれば、この事態を防ぎ、いい質問をすることができるでしょうか?
「答えにくい質問」を「答えやすい質問」にする方法。
YouTubeで、わかりやすく解説しました。
ぜひ、ご覧ください。