予祝はモチベーション維持になる
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目標に向かってモチベーションを維持し続けるのは難しいものです。
くじけそうになることも多いでしょう。
そんな時、モチベーションを維持するのに、どんな方法があるでしょうか。
歌手でタレントの武田鉄矢さんのお話です。
テレビで彼が語った話です。
彼は20代のころ、歌が売れず、歌手を辞めようとして、一度九州に帰ったことがあるそうです。
そして、母親に相談したところ、母親は、「やめるな」と言って、黙って冷酒を持ってきて、2人で酒をついだそうです。
そして、「鉄矢さん、おめでとう!」と言って乾杯をしだしたそうです。
そして、母親は、彼に「あんたの顔は貧乏くさいんじゃ。貧乏神は貧乏くさい顔の人に憑くものだ。ニコニコしている人に貧乏神は憑かない。貧乏神が来ても、ニコニコしているうちに、貧乏神は去って行く」と言って、2人でずっと乾杯を繰り返した、と言います。
そして、彼は、東京に戻り、その後大成功を遂げます。
フィギュアスケートの羽生結弦さん。
彼は、2014年のソチオリンピックに向かう飛行機の中で、一人泣いていたそうです。
なぜか。
彼は、飛行機の中で、オリンピックのイメージトレーニングをしていて、最高の演技が出来たことで、思わず号泣してしまったそうです。
その場にいたら、ちょっとあぶない人です。
これらを、夢を叶えるための「予祝」と考える場合もありますが、私は、モチベーション維持のためのテクニックとしても考えたいと思います。
私も、司法試験受験生の時に、このテクニックを使っていました。
あらかじめカセットテープに、司法試験に合格した場面、その時のとんでもなく嬉しい気持ち、皆に祝福されている場面、などを言葉にして録音しました。
そして、やる気が出ない時に、外に出て歩きながらそれを聞き続けるのです。
そうすると、またやる気がフツフツと湧いてきて、勉強に取り組むことができるようになりました。
歩く理由は、感情は身体の動きに引きずられるためです。
身体の動きと予祝によって、モチベーションを引き上げる、というテクニックを使っていました。
自分の怠惰に嫌気が差している人は、ぜひ試してみてください。
「人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。」(手塚治虫)
以上です。
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