もっと良いものを待つ方がよいか?
2011年06月21日
A子さんは、31歳、独身だ。
携帯電話は、docomoの古い型を使っている。
スマートフォンに替えたいと思ったが、
「もっと良いのが出たら替えよう。もっと新しい種類が出るはずだ」
と思っていたら、いつまでも機種変更できず、結局古い型を使い続けている。
25歳のころから2度プロポーズされた。
「もっといい男性がいるはずだ。もっと私を幸せにしてくれる男性が現れるはずだ」
と思い、断っているうちに、もう31歳になってしまった。
私たちは、将来に希望を持とうとする。
もっと幸せになりたいと願い、最も幸せになりたいと願う。
そのために、決断をしなければならない場面、行動をしなければならない場面でも、
「もっと良いもの、もっと良い方法があるはずだ」
と思って、いつまでも決断ができず、行動もできなくなってしまう場合がある。
しかし、後から振り返ってみよう。
そんな良いものがあったためしは極めて少ない。
今ある自分に不釣り合いな良いものが現れることなどほとんどない。
決断ができないということは、行動ができないということだ。
行動ができないということは、成果を得られないということだ。
そして、成果を得られないということは、幸せになれないということではなかろうか。
素早く決断し、すぐに行動する。
これが成果を得るために、とても重要なことなのだと思う。