七人の侍
2008年02月17日
黒澤明監督作品の中でも傑作です。
七人の侍が、野武士軍団から村を守る、という物語です。白黒ではありますが、画が綺麗です。また、ストーリー構成がすばらしく、ひきこまれます。
ストーリーとしては、野武士軍団への恐怖が切迫し、その恐怖を解決するための案が提示されますが、試練があり、なかなかうまくいきません。そのうち仲間が集まり、結束して戦いに挑みます。しかし、またもや試練があり、ハラハラします。
その過程で、若干の恋愛もあります。しかし、その恋愛にも試練があります。
このようなストーリーのアップダウンにより、観ている方の感情もアップダウンしますので、長時間の映画ですが、飽きることがありません。
また、優れた作品では、主人公に強い部分と弱い部分など、相反する部分が同居していますが、この映画では、七人の主人公がいますので、精神的に強い部分、弱い部分、未熟な部分、抜けた部分など、様々な要素が七人のキャラクターに反映されており、共感するところがあります。(たとえば、水戸黄門でも「うっかりはちべい」が良いポジショニンにいます。)
おすすめ作品です。