クレディア倒産
2007年09月17日
中堅消費者金融のクレディア(本社・静岡市)が、2007年9月14日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したそうです。負債総額は約757億円。
倒産の原因は、融資規制や過払金返還による負担増とのことです。
過払金返還というのは、法律上請求できる金利よりも高利の金利を受け取っていたために、債務者から払いすぎの金利分を「返せ」と請求されることを言います。
この金利は、利息制限法に定められており、次のような上限金利になっています。
10万円未満 20%以下
10万円以上100万円未満 18%以下
100万円以上 15%以下
ほとんどの消費者金融では、この上限金利以上の金利で貸付を行っているため、ここ数年、多額の過払金返還請求を受けて財務状況が悪化して、業態転換を迫られているのです。
クレディアについては、おそらくどこかの消費者金融か、銀行などが会社を譲り受けることになるのでしょう。