脊髄損傷の神経機能再生
2006年11月13日
損傷した脊髄の神経機能を再生させる化合物が発見されたそうです。
慶応義塾大の岡野栄之教授(生理学)らの研究チームがラットの実験で突き止めたとのこと。脊髄損傷患者は年間4000~5000人発生しているそうですが、交通事故によっても脊髄損傷は生じます。脊髄内の神経は一度切れると再生しないため、深刻な後遺障害が発生します。
脊髄損傷になると、四肢麻痺などが生じ、後遺障害等級1級1号などに該当し、終身介護を要する事態にもなりますので、ご家族も本当に大変です。
脊髄損傷の場合には、ある程度すると治療効果は上がらなくなるので、そうなったら後遺障害等級認定、身体障害者手帳の申請、独立行政法人自動車事故対策機構に対する介護料の申請などを行うことになります。
まだ脊髄損傷に対する有効な治療法はないようですが、さらに有意な実験が勧められ、有効な治療方法が確立されることを祈ります。
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