また弁護士逮捕ですか?
2006年09月11日
大阪弁護士会所属の弁護士(73)が、大阪府警に2006年10月11日に逮捕されたそうです。
容疑は、弁護士資格のない貸金業者から債務整理の業務あっせんを受け、それに対して報酬を支払った疑い。
このような場合、貸金業者から債務者の斡旋を受けて、それに対して報酬を支払い、自分で債務整理を行う場合と、貸金業者が債務者を集めてきて、弁護士の名前を使って非弁護士が債務整理を行い、弁護士には毎月の定額報酬を支払う場合があります。
今後弁護士人口が増えると、職業倫理が低下することは否めないところです。また、一部の弁護士は、自分で食べていくこと自体が難しい時代が到来します。
そんな時、「先生は週に3日事務所に顔を出してもらえれば、後は俺たちがやるから。それで月200万円払いますよ。」などと近づいてくる人がいるかもしれません。
そのような時、断固として断るためには、強い職業倫理が必要となります。
弁護士人口を増やして法的サービスを充実させることも大切ですが、同時に、各弁護士会による、弁護士に対する倫理研修などの充実が必要となるでしょう。
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