フェーディング・アフェクト・バイアス
「昔は良かった」
「昔はもっとビジネスがやりやすかった」
「昔は自由だった」
「昭和の時代が最高だった」
どうも、私たちは、昔のことを今よりも良い時代だったと思いがちです。
これを「フェーディング・アフェクト・バイアス」と言います。
過去を美化してしまうのです。
フェーディング・アフェクト・バイアスとは、人間がネガティブな記憶に伴う感情を、ポジティブな記憶に伴う感情よりも早く忘却する心理的傾向を指します。
但し、トラウマを生じるような自然に忘れることができないような出来事は、もちろん除きます。
私も25歳で弁護士業界に飛び込んで、辛い日々を過ごしましたが、今となっては、「いやー、昔は辛かったなー」などと、いい思い出のように話します。
過去の絶望や、肉体的な苦痛、対人関係での強い怒りといったネガティブな感情が、いつまでも経験した直後と同じ鮮度で心に留まり続けたとしたら、精神が耐えられないことから、このような心理的傾向が身についたのだと推測します。
しかし、このフェーディング・アフェクト・バイアスにとらわれてしまうと、現在のネガティブな感情を比較して、「昔は良かったのに、今はなぜこんなにも辛いのか」「なぜ、私はこんな目に会わないといけないのか」などと、ネガティブな感情に支配される可能性があります。
そうなると、自分がうまくいかない責任を他者や環境に押し付ける心理が生じてしまいます。
それでは、自分が不幸となりますので、ここでも、幸せに生きられるよう、自分をコントロールすることが大切です。
・嫌だと感じたら、その中でも、少しでも良いところを探す。
・何かに失敗したら、多くの場合、それで時間が生まれるので、その時間で有意義なことを計画する。
・障害にぶつかったら、何とかそれを乗り越えられないか、本当に真剣に考える。
とにかく、今の自分の不幸を呪わないことです。
どうか、お願いします。













