悪口のデメリット
居酒屋や職場、電車の中などで、誰かの悪口を耳にすることは少なくありません。
特に居酒屋では、他人への悪口を聞くことが本当に多いです。
悪口は、その反対側には、「自分が正しい」という考えがあります。
つまり、自尊心を満たす行動ということです。
その結果、快楽を感じるホルモンが出て、一時的に気分がよくなります。
悪口を繰り返すのは、自己重要感が満たされていなかったり、自己肯定感が低かったり、という理由が考えられます。
実際に、社会的に成功していなかったり、人生が思い通りにいかなかったり、という人が多いでしょう。
しかし、悪口は、「自分が正しく、他人が間違っている」という考えを前提にしています。
この考え方からは、「改善」「努力」「工夫」を閉ざす方向へと進んでしまいます。
その結果、相変わらず人生がうまくいかなくなり、悪口を繰り返す、という悪循環に陥ってしまう可能性があります。
しかし、悪口のデメリットは、ここにとどまりません。
心理学用語に「情動感染」というものがあります。
これは、人の感情が、他人に感染する、というものです。
悪口は、悪感情です。
これを他人に話すことで、悪感情が聞き手に感染してしまう、ということです。
その結果、聞き手の身体では、コルチゾールが分泌され、悪影響を受けることになります。
さらに、聞きたくもない話で聞き手の大切な時間を奪っている、ということでもあります。
つまり、悪口は、周囲に害悪を撒き散らしている、ということになります。
私達は、日々、自分の自尊心を満足させたいと思っています。
そして、悪口は、口先だけで一時的に自尊心を満足させることができる手っ取り早いツールです。
しかし、それによって、自分と周囲に大きな悪影響を与えることを認識しておかなければなりません。
「なぜ、このように悪口が絶えないのか。人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている。」(ゲーテ)
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