無重力から運動を考える
宇宙のような無重力状態にいると、重量に抵抗するための脚・体幹部・首などの筋肉が著しく萎縮し、骨密度も減少するそうです。
その環境下で生きるために必要がないためですね。
他方、無重力状態では、上下・左右・前後の感覚が曖昧になるため、空間認識能力が向上したり、空間での動作の運動能力が向上するそうです。
人間の身体の適応力は驚くべきものがありますね。
人間は成長のピークを過ぎた主に三十代以降は、筋肉や運動能力は衰えていきますが、これも生きていくために必要がないためと考えられます。
だから、「運動しよう」ということになります。
次に考えることは、
「じゃあ、散歩からはじめようか」
「ジョギングしようか」
などと考え出します。
しかし、ここで考えたいのは、筋肉や筋力を維持したい、という目的です。
運動は、その手段です。
ということは、目的を達成するための手段でなければならない、ということです。
無重力状態で重力に抵抗する筋肉が衰えるのは、その筋肉が必要ないためです。
運動として散歩のみを行う場合、この原理から考えると、「歩くための筋肉を超える筋肉は必要ない」ということになります。
たとえば、「階段を登る」筋肉は必要ない、ということになり、いつか階段を登ることができなくなる可能性があります。
したがって、筋肉や筋力を維持したい、という目的を設定した場合は、それだけの力を出力する運動をし続けなければならない、ということになります。
私は、そのような観点から、
・全身を使う筋力トレーニング(見える筋肉を大きくするいわゆるジムでの筋トレとは区別する)
・たまに坂道ダッシュ
・心肺機能が苦しくなる運動
などを組み合わせて朝練を行っています。
私と同じような観点ではなく、
「運動を楽しみたい」
などの目的を設定する場合は、全く異なるアプローチになります。
また、運動能力ではなく、
「脂肪を減らしたい」
など身体組成に関する目的を設定する場合も、異なるアプローチになります。
「ただ、このスポーツが好きでやりたい」
という場合も、やはり異なるアプローチになります。
したがって、私のアプローチは、ただ単に、「こういうアプローチがあります。」という一つのやり方に過ぎません。
それに、運動して吐きそうになっているのですから、むしろ身体に悪いことをしているのかもしれません。
L(゚□゚)」オーマイガッ!
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