AIと質問力
チャットGTPの「Deep Research」というものがあります。
チャットGTPは、質問すると、すぐに回答してくれますが、「Deep Research」は、WEB上の情報を多数調査し、時間をかけて詳細な回答を導き出してくれます。チャットGTPよりも回答がかなり正確になります。
この「Deep Research」に、先日、こんな質問をしました。
「AIは、今後どうなっていきますか?」
すると、「Deep Research」から、逆質問を受けました。
1.どの分野におけるAIの将来について知りたいですか?(例:医療、教育、ビジネス、日常生活など)
2.技術的な進化、社会への影響、倫理的な課題など、どの観点に関心がありますか?
3.特定の期間(例:今後5年、10年など)を想定していますか?
上記の3つの質問に回答しないと、質問の意図に沿った正確な回答ができない、ということです。
つまり、質問(プロンプト)が不十分なのです。
今回は、AIに対して、どのようなプロンプトを書けばいいか、という趣旨ではありません。
人間に対して、上記のような不十分な質問をしていないか、ということです。
人間の場合には、上記のような不十分な質問をした場合、相手が勝手に自分の解釈をして回答をすることが多くあります。
しかし、私達がはじめから相手が質問の意図を理解してくれるような的確な質問をしていれば、そのようなことは起こりません。
例えば、「今後5年のAIの進化によって、弁護士に対する顧客ニーズがどのように変化して、弁護士はAIをどのように利用するようになるだろうか?」などと質問すれば、回答がかなり変わってくるでしょう。
対人間に対する質問力を磨くために、AIでトレーニングする、というのも面白いと思います。
質問力の「壁打ち」です。
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