予定の実行率を上げる方法
こんにちは。
弁護士の谷原誠です。
あなたは、特定の日に
「レポートをやろう」
「レジュメを作ろう」
「論文を読もう」
「部屋の掃除をしよう」
など、ある行動をとろうと思っていたのに、つい忘れたり、惰性ですごしてしまってやらなかったり、という経験はありませんか?
今回は、このような場合に、実行しやすくする方法をご紹介します。
ドイツの社会心理学者ゴルヴィッツァー氏の実験です。
クリスマス休暇直前の学生たちを2つのグループに分け、「クリスマス休暇をどう過ごしたのか、というエッセイを書いてほしい」と依頼をしました。
締切はクリスマス当日から48時間以内です。
そして、1つのグループだけに、
エッセイを書く「時間と場所」を紙に書いてもらうという作業をしてもらいました。
その結果、
Aグループのエッセイ回収率は、32%。
Bグループのエッセイ回収率は、71%。
という結果が出ました。
その差2倍以上です。
これは、「実行意図」といいます。
実行意図とは、目標の実現へ向けて「いつ」「どこで」「どのように」するのかを明らかにすることです。
それだけで、実行率が2倍以上に向上するということです。
したがって、ある行動の実行率を上げたければ、その行動を「いつ、どこで、どのように」行うのかを具体的に、ありありとイメージすることです。
私が常々提唱している、習慣化するには、毎日必ず行う行動に結びつけること、もこの理論から説明することができます。
毎日ストレッチをすることを習慣化するには、歯磨きの後にストレッチすることをイメージし、決意することです。
そうすると、「朝、家で、歯磨きをした後で」ストレッチをするという実行意図を明らかにすることができます。
参考にしてください。
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