何でもセルフトーク
あなたは、今の仕事が好きで、楽しんでやっているでしょうか?
「イエス」
と答える人もいるでしょう。
しかし、「楽しいはずがないじゃないか」「辛い」「辞めたい」と思っている人の方が、むしろ多いのではないでしょうか。
大好きな野球を仕事にし、前人未到の記録を打ち立てた元大リーグのイチローさんも、「おしえて!イチロー先生」の中で、大好きだったのが自分の仕事になると、大変なことがほとんどで、心から楽しめなくなるという現象が起きると語っています。
では、できることなら楽しんでやりたいこと、
・仕事
・勉強
・家事
などを、楽しんでやることは不可能なのでしょうか。
もちろん、イチローさんのように、極限まで自分を追い込んで仕事をしている人は別ですが、私達のほとんどは、自分の限界まで追い込んではいないはずです。
だったら、何らかの方法はあるはずです。
イギリスのポーツマス大学のリチャード・テルウェル教授は、トライアスロンの選手に、セルフトークをしてもらう、という実験をしました。
セルフトークというのは、自分で自分に話しかけることで、「練習は楽しい、面白い、練習が好きだ」などとイメージすることです。
その結果、選手のトレーニング時間が長くなった、ということです。
私はトライアスロンをしたことはありませんが、身体をいじめ抜くようなイメージがあります。
そんなスポーツでも、無意識にトレーニング時間を増やすことができた、ということです。
もちろん、反対の結果を得ることもできるでしょう。
仕事、勉強、家事などに対して、「嫌だなあ。やりたくないなあ。面白くないなあ。」と思っていたら、どうでしょうか。
どんどん嫌になり、やりたくなくなり、面白くなくなるでしょう。
この結果が、自分を増々不幸にすることは明らかです。
私達は、無意識のうちに、自分で自分を不幸にしているということです。
ですから、自分を不幸にしないためには、嫌だと思う仕事や勉強、家事などをしていない時間に、それらについてポジティブなセルフトークをして、そのポジティブな状態なまま、それらの作業に入ることです。
常に、自分をコントロールできるのは、自分しかいない、ということを意識しておきたいものです。
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