物事をどう捉えるか
このメルマガでは、これまで、物事をポジティブに捉える方法を書いてきました。
しかし、
「毎日嫌なことばかりだ。」
「どうして自分ばかり運が悪いんだ。」
「世の中、そんなうまくいくはずがないよ。」
このような考えを持っていて、自分を変えるつもりがない方は、私のメルマガには同意していただけないことでしょう。
では、次の心理学の研究を参考にできるでしょうか。
心理学者のラザルス氏は、次のような研究を行いました。
被験者を4つのグループに分けて、ショッキングな映像を視せました。
ただ、その前に、それぞれにグループに次のような前置きを伝えています。
これから視るのは、
・苦痛を与える映像
・喜びにつながる映像
・文化を観察するための映像
・前置きなし
すると、ショッキングな映像を視てストレスが大きかったのは、
・苦痛を与える映像
・前置きなし
のグループでした。
反面、次のグループは、ストレスが低かったのです。
・喜びにつながる映像
・文化を観察するための映像
つまり、私達が体験する物事は、私達がそれをどう捉えるかによって私達の精神に与える影響が違ってくる、ということです。
たとえば、友達と待ち合わせをしていたところ、友達から30分遅れる、という連絡が来た時に、
「約束した時間は厳守するべきだ。遅れるということは私のことを軽視しているからだ」とずっとイライラすることもできます。
しかし、「30分まとまった自由時間ができた。聞きたかったオーディブルを聞こう」と楽しむこともできるわけです。
私達は、思考技術によって、自分をコントロールすることができる、ということです。
それでも、「いや、私は、そんな風には考えない」という人もいるでしょう。
そんな人のために、またいつか、別のお話をしたいと思います。
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