私のメガネは、あなたに合うか?
2010年12月16日
私のメルマガ「弁護士がこっそり教える絶対に負けない議論の奥義」より~
~私のメガネは、あなたに合うか?~
ある人が、目が悪くなったので、眼科に行ったそうです。
眼科医は、患者とは親友であり、助けてあげたいと思いました。
そこで、「メガネを作ってもいいが、あなたは私の親友なので、
できる限り助けたい。ついては、私のメガネをあげよう。何年も
使っているが、こんなによく見えるメガネは他にないだろう。」
患者は、そのメガネをもらって付けてみましたが、度があわず、
よけい視力が悪くなってしまいました。
眼科医は、本当に患者を助けたいと思って「自分にとってよく
見える」メガネをあげたのですが、患者には全く合わず、かえって
よけい視力を悪くしてしまったのです。
次にその患者は、歯が悪くなったので、歯医者に行きました。
歯医者は、患者の歯を良く見て、歯形を撮り、患者のあごや歯形に
あった入れ歯を作ってあげました。
その結果、かみ合わせもよくなり、食事もおいしく食べられるように
なりました。
あなたは、さきほど出てきた眼科医のように、親切を押し付けて
いるようなことはありませんか?
歯医者のように、本当に相手のためになる親切をしているでしょうか?
私もよく考えてみたいと思います。