相手に合わせた説得
あなたは、人を説得することが得意でしょうか。
「私の思いが伝わればわかってくれるはず」
と思っていませんか?
「とりあえず頼んでみよう。後は相手が考えるだろう」
と思っていませんか?
「返報性の法則を使って、はじめに大きなお願いをして、
その後で小さなお願いに切り替えよう」と思っていませんか?
もちろん、それで相手がイエスと言ってくれれば
結果オーライですが、そううまくはいかないのが現実です。
できるだけイエスと言ってもらえる可能性を
高めるには、どうしたらいいでしょうか。
イエスと言うかどうかを決めるのは、相手です。
だとすると、相手の頭の中を想像して、相手が
イエスと言いやすい考え方を持ってもらうことが
重要、ということになります。
こんなジョークがあります。
豪華客船が海で座礁し、沈没しそうになっています。
救命ボートは、全員分はありません。
船長としては、健康な成人男性には、豪華客船に
残ってもらい、女性と子供から救命ボートに
乗せたいと考えました。
そこで、次のように成人男性を説得しました。
イギリス人に対し、
「あなたはジェントルマンだから、お願いできませんか?」
アメリカ人に対し、
「船に残る人は英雄です。お願いできませんか?」
イタリア人に対し、
「女性達は船に残ると言っています。あなたも残りませんか?」
ロシア人に対し、
「救命ボートにはウォッカはありません。
でも、この船にはたっぷりありますよ。一緒に飲みませんか?」
日本人に対し、
「みなさんこの船に残ると言っています。
あなたも残りますよね」
これは、ジョークですが、同じ頼み事をするのにも、
同じ言い方ではなく、相手の頭の中、相手の価値観
などに合わせた言い方をすることによって、イエスと
言ってもらえる可能性が高まります。
普段から、相手の立場に立って考える習慣をつけたいものです。
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