東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
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    セルフブレインストーミング

    2024年02月26日

    ブレインストーミングという創造的な発想を促す方法があります。

    何人かでどんどんアイデアを出し、他人のアイデアを否定せず、最後に出てきたアイデアから結論をまとめていく、というようなものです。

    ブレインストーミングは創造的な発想を生み出すのに有効だという意見がある一方、社会心理学者のミヒャエル・ディールとウォルフガング・シュトレーベの研究では、創造的なアイデア発想の効果は否定されています。

    4人グループで各自が個別にアイデアを出すグループと、グループセッションでアイデアを出し合ったグループとでは、個別にアイデアを出したグループの方がアイデアの総数や創造的なアイデアの数がかなり上回ったということです。

    私もブレイン・ストーミングは行いません。

    ただ、ブレイン・ストーミング類似の思考法は使っています。

    私の場合には、交渉の準備段階で使います。

    交渉の準備をする際に、自分の側で取りうる手段や条件について、1人ブレイン・ストーミング(1人なので、もはやブレイン・ストーミングではありませんが)をします。

    自分の側で取りうる手段や条件をできるだけたくさん出して、どのような状況で、どの手段や条件を出すか、また、どう組み合わせるか、などを検討します。

    また、相手の立場に立って相手の側で取りうる手段や条件について、1人ブレイン・ストーミングをします。

    その上で、相手がどのような状況で、どの手段や条件を出すか、また、どう組み合わせるか、などを想像して想定しておきます。

    そして、そのような場合に、自分の側では、どう対処するか、について検討します。

    交渉では、相手から想定外の主張や条件が出され、ドギマギすることがあります。

    しかし、このようなブレイン・ストーミングをしておくと、かなりのことが想定内となり、対処可能となって、落ち着いて交渉に臨むことができます。

    行き当たりばったりで交渉に臨んでいた人は、一度試してみていただければと思います。

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