書評 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
メニュー
みらい総合法律事務所
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
  • 将棋における決断力

    2012年06月24日

    決断力 (角川oneテーマ21)/羽生 善治

    ¥720
    Amazon.co.jp

    羽生善治氏は、1970年、埼玉県生まれ。

    中学3年生で四段でプロになり、1996年には、「将棋界始まって以来の七冠達成」として日本中の話題となりました。

    タイトルは「決断力」ですが、内容は、決断力にスポットを当てたものではなく、羽生氏の将棋に対する考え方を綴ったものです。

    将棋は、一手一手交互に指します。

    一度指したら、後戻りできません。

    つまり、やり直しがきかないということです。

    将棋は決断の連続です。

    決断した後、後悔しても意味がありません。

    人生と同じですね。

    2つの手に絞り込んだあと、必ず一手を選択しなければなりません。

    選択したら、後は、その道を歩き続けなければなりません。

    人生においても、たとえばA社に就職するか、B社に就職するかという選択肢に絞り込んだら、どちらかを選択しなければなりません。

    A社に就職してから、B社に転職する、という道もあるかもしれませんが、A社を退職するときには、「B社に転職するか、起業するか、大学に戻るか」という選択肢になっているかもしれず、やはりどれかを選択しなければなりません。

    羽生氏は言います。

    「直感の7割は正しい」

    では、直感で決めるか?

    直感で決めるのもいいですが、やはり迷ってしまいますね。

    どれが正しいかは、後になってみないとわかりません。

    後になってもわからないかもしれません。

    結局、一度決断したら、その決断に責任を持つ覚悟が重要ですね。

  • アドレナリンを出し続けよう

    2012年02月20日

    アドレナリン [DVD]/エフレン・ラミレッツ,ドワイト・ヨアカム,ジェイソン・ステイサム

    ¥3,990
    Amazon.co.jp

    アドレナリン2 ハイ・ボルテージ コレクターズ・エディション [DVD]/エフレン・ラミレッツ,エイミー・スマート,ジェイソン・ステイサム

    ¥1,480
    Amazon.co.jp

    映画、「アドレナリン」と「アドレナリン2」を観ました。

    最初から最後までアクションです。

    その連続アクションを正当化するのが、身体の状態。

    アドレナリンを出し続けないといけない「アドレナリン」と、身体を充電し続けないといけない「アドレナリン2」。

    それぞれが切れてしまうと、死んでしまうので、切れそうになると、ハラハラしてきます。

    このハラハラを利用して、視聴者の感情を動かし、エンディングまで持っていきます。

    映画「96時間」も、そうですね。

    娘の命を救える時間は、96時間しかありません!

    時間が迫ってくる感覚がたまりません。

    そういえば、ウルトラマンも、地球上では3分間しか生きられませんでした。ウルトラマン

    カラータイマーが点滅すると、ハラハラしたものです。

    そのハラハラによって、ドラマの中に、ぐっと引き込まれます。

    映画やドラマでは、こういうハラハラ感は良い方向にいきますが、実生活で、携帯の電池やパソコンの電池がなくなるハラハラ感は、辛いものがあります。

    特に、iPhoneは、電池の寿命、もう少し長くならないかな。iPhone

  • 敵を味方にする処世術(フランクリン)

    2011年11月22日


    フランクリンが、1736年、植民地議会の書記に選ばれたときのことでした。

    その年は楽々当選したのですが、翌年は苦戦した末に当選しました。

    苦戦したのは、1人の新議員が、他の候補者を支持し、フランクリンの反対演説をしたりしたためでした。

    フランクリンは、この新議員を面白く思わなかったのですが、攻撃したり、卑屈に取り入ろうとはしませんでした。

    しかし、次のような方法で、フランクリンは、この新議員の好意を獲得しました。

    この新議員が珍しい本を持っていたので、フランクリンは、この新議員にぜひその本を貸してくれないか、と手紙を書いたところ、その新議員は、本を送ってくれたそうです。

    そこで、フランクリンは、その本を読んで一週間後に返却し、あわせて心からの感謝をこめた礼状を添えたそうです。

    すると、次の議会で新議員に会うと、彼はきわめて丁重に声をかけてくれ、その後は、あらゆる機会にフランクリンに声をかけてくれるようになり、2人は無二の親友となったそうです。

    フランクリンは、古い処世訓

    「一度親切にしてくれた人は、こちらが親切にしてやった人よりも、向こうからまた親切にしてくれる」

    を実践したのです。

    フランクリンが新議員に腹を立てて仕返しをしたり、敵意ある態度をとっていたら、とてもこのようにはならなかったでしょう。

    そして、結果的に、どちらが得かは、火を見るよりも明らかでしょう。

    人は、頼み事をされて、それをかなえてやった時に感謝されると、自尊心が満足します。そして、自尊心が満足することによって、相手に好意を持つことになります。

    敵意を持つ前に頼み事をしてみましょう。仕返しをする前に、感謝をしてみましょう。

  • バビロンの大富豪

    2011年09月29日

    バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか/ジョージ・S・クレイソン

    ¥1,575
    Amazon.co.jp

    「バビロンの大富豪」を読んだ。

    富はどのようにしたら築けるか、について書かれた名著だ。

    色々な原則が書いてあるが、最も重要なことは、次のようなことだと思う。

    「働いて得た収入の10分の1は、どんなことがあっても使わずに取っておく。そのお金は寝かせずに、自ら増えてゆくものに投資する」

    とても、シンプルだ。

    考えてみれば当然のことだが、自分を振り返ると、全く意識していないことに気づく。

    本書では、この原則を、いくつもの物語によって、「これでもか」というくらいにわからせてくれる。

    私たちが本を読んで、「その通りだ」と思っても、すぐに日常に忙殺されて実践できないことを見通しているようだ。

    私は、本書を読み、「その通りだ」と思い、実践しようと思った。

    しかし、数日経つと、やはりもう忘れていることに気づいた。

    そこで、ブログに備忘録として書いておくことにした。

    それでも、忘れるかもしれない。

    ブログの投稿予約機能で、6ヶ月後くらいの投稿予約をして、もう1度書いておくか・・・・。